セオリア・ハルモニア 〜はじめての人からすごい人のための音楽理論〜

初心者から上級者のための音楽理論ブログです。実践的な例を挙げながら、主観的に音楽理論をまとめたいと思います。

読書好きが紹介するオススメ理論書・良い理論書の探し方

 筆者は読書が好きです。

  

 ピースの又吉さんや、オードリーの若林さんや、オアシズの光浦さん程の読書家ではありませんが、小学生の頃から芥川龍之介などの古典をたくさん読んできました。

 

 もちろん、音楽に関する本も、本屋に何度も足を運んで、たくさんチェックしました。

 

 というわけで、特に筆者がオススメする音楽理論本を紹介します!

 

「究極の楽典」 青島広志 著 

難易度:☆☆★★★

究極の楽典 -最高の知識を得るために

究極の楽典 -最高の知識を得るために

  • 作者:青島 広志
  • 発売日: 2009/12/14
  • メディア: 単行本
 

  「世界一受けたい授業」など、テレビで何度か目にした、青島広志先生の著書です。

 楽典というのは超・基礎の基礎の基礎の音楽理論です。

 書店の音楽コーナーに行くと、様々な楽典に関する本が売っていますが、「お堅い」本を多数見受けられます。

 しかし、青島先生の著書はアカデミックな方ですが、割と平易な文章で解説しておられます。

 音楽を基礎からしっかりと、勉強したい人向けです。

 

「JAZZ LIFE」有限会社 ジャズライフ

難易度:☆☆★★★

JAZZ LIFE 2020年 04 月号 [雑誌]

JAZZ LIFE 2020年 04 月号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/03/14
  • メディア: 雑誌
 

  主に、ジャズミュージシャンのインタービュー記事で構成されていますが、ミュージシャンによる理論解説記事もあります。

 ジャズの音楽雑誌とあって、内容はジャズ理論が中心ですが、読んでみて損はないはず。アカデミックな感じではないので、わかりやすいです。執筆者独特の考えも書いているので、非常に参考になるところがあります。気になるテーマがあれば、買ってみればいかが?

 

 

「ザ・ジャズ・セオリー 」 マーク・レヴィン 著

難易度:☆☆☆★★

マークレヴィン ザ・ジャズ・セオリー

マークレヴィン ザ・ジャズ・セオリー

  • 作者:Mark Levine
  • 発売日: 2005/01/14
  • メディア: 楽譜
 

 ジャズミュージシャンなら知らない人はいない、鉄板の理論書。

 とにかく詳しい! 

 しかも、そんなにめちゃくちゃ難解ではない。

 ただ、音楽理論をある程度理解していないときついかも。あと、値段が高い。

 

「サミー・ネスティコ コンプリートアレンジャー」

サミー・ネスティコ 著

難易度:☆☆☆☆★

コンプリートアレンジャー CD付

コンプリートアレンジャー CD付

 

 ジャズビッグバンドのアレンジが興味がある人向け。

 これはまじで良い!←筆者の主観です。

正直、あんまり教えたくない程の良書。

 ・参考音源と楽譜付きですごいわかりやすい

 ・著者の作品を、著者自身が解説しているので役に立つ情報がたくさん。

 ・m◯xiのグループで「ビッグバンドアレンジの教科書」と評価されていたのを見

  たことがある

 

 ただ・・・日本語版が廃盤・・・ということ・・・

 英語版ならamazonなどで売っているので、英語が苦手でも、ジャズアレンジャーは是非手に入れておきたいところ。

 

「The Study of Orchestration」Samuel Adler 著 

The Study of Orchestration

The Study of Orchestration

  • 作者:Adler, Samuel
  • 発売日: 2016/06/02
  • メディア: ペーパーバック
 

 難易度:☆☆☆☆☆

 

 オーケストラアレンジに興味ある人向け。日本で言う、「管弦楽」の本。

 楽器一つ一つ、丁寧に解説されていて、しかも、実際の例を挙げながら、応用の仕方も解説されています。オンラインで参考音源が聴けるのが良い。

 

 ただ、1年と期限付きで、また聴こうと思えば、お金を払わないといけない。←ケチ・・・

 新しいメルアドで登録すれば2週間のお試し期間がありますが・・・

 

 とにかく、ケチですが、中身はめちゃくちゃ良いです。

 あと英語です・・・

 

<まとめ>

 筆者が現時点で「めちゃくちゃ良い」と太鼓判を押す書籍はこの5つ。ですが、本はやっぱり、自分が合うと思うものを選ぶのがベスト。しかし、良書にも共通点があると思います。それは・・・

 

・参考例がついていて、なおかつそれが聴けるもの

 

 この1つに限られると思います。要するに、CDやネットで参考例を実際に聴くことができる本です。

 参考例の楽譜だけついている書籍は、いちいち音源を自分で探さないといけないので、勉強しにくい・・・

 音楽は本来、耳で聴くものなので、聴きながら勉強した方が説得力がありますし、効率的ですよね。本ブログにも頑張って参考音源をつけているのもそれが理由です。

 

 CDがつくことでお値段はその分高くなりますが、この点を目安に自分に合う理論書を見つけていただけたら、と思います。