セオリア・ハルモニア 〜はじめての人からすごい人のための音楽理論〜

初心者から上級者のための音楽理論ブログです。実践的な例を挙げながら、主観的に音楽理論をまとめたいと思います。

音楽理論を独学で①<元・本屋バイト、読書好きが教える音楽本の選び方>

たまに音楽系サークルや部活でこんな質問を受けることがありました。

 

 「理論勉強したいんですけど、どうやって勉強したらいいですか?」

 

 残念ながらそういう人に限って、実際に勉強する人はいません。←個人の主観

なぜなら、本気で勉強したい人は質問する前に勉強してるからです。一応は答えますが、あれからどうなったんでしょうね・・・

 

 しかし、かといって、どこからつければいいか、途方に暮れている人も実際にいらっしゃるでしょう。音楽理論といっても、種類は多いし、量も膨大です。

 

 とりあえず、Googleで「音楽理論」で検索! or   大きい本屋さんに行く!

 

 今はネットでなんでも勉強できる時代ですから、とりあえず、ネットでお気に入りの音楽理論サイトまたは動画を見つけましょう。思い立ったが吉日。まずは行動に移すのです。

 ネットでの独学は0円です。お金がかからないことがメリットですが、逆にお金がかからないとあまり勉強する習慣がつかないことがデメリットだと思います。しかも、情報量が多すぎて、質の良い音楽理論サイトを見つけるのに苦労します。

 

 どちらかと言うと。筆者がオススメするのは書籍での勉強です。

 

 お金をかけることで「せっかくお金払ったんだから、ちゃんと勉強しようかな」という気持ちを起こします。筆者もなるべく、本で勉強します。

 書籍を選ぶ時は大きい本屋さんがオススメです。楽器店よりも大手本屋の方が在庫の量が格段に多いです。

  

 中でも、MARUZEN & ジュンク堂書店がオススメです。ジュンク堂書店は学術系専門分野を得意としているので、音楽コーナーにたくさんの本や楽譜があります。もちろん、蔦屋書店や紀伊国屋書店など、お近くの大きい本屋さんでもオーケーです。

 

 私事ですが、本屋さんのバイト経験がありますので、その経験も踏まえながら本の選び方を紹介したいと思います。

 

<どうやって選べばいいの?>

①何回も改訂されている本

 本の後ろの方に(出版社とか印刷会社とか著者)が書かれているページがあります。そこに「◯◯◯◯年 第◯版」と書かれています。

 何回も改訂されているということは、かなり発行された年代が古い書籍か、人気があって加筆・修正された可能性が高いです。改訂の回数は書籍を選ぶ上での一つの基準となります。

 

②前に出されて、面が表になっている本をチェック

 当たり前のことですが、書棚の前面に出されている書籍は、新刊か「書店販売員がオススメしたい本」です。そのような書籍もチェックしてみましょう。

 

③身の丈にあった書籍を選ぶ

 大きい書店になると、初心者向けから音大生の教科書まで様々なレベルの書籍が売られています。中身をじっくり読んで、自分が理解できるもの・自分が知りたいことが載っているものを選びましょう。いきなり、めちゃくちゃ分厚くて、高価な本を選ぶのはやめましょう。

 

Tips:きれい好きな人向け

 筆者は本に関しては潔癖症です。なるべく、本はきれいに保ちたいです。カバーはつける派です。

 そんな人は、欲しい本が積まれている状態であれば、是非、真ん中から取ってください。一番前の本はもちろん、他のお客さんがベタベタ触るため、汚いです。

 一番後ろの本もあまりオススメしません。本は湿気を含むと、ページがペロンとめくれてくるため、書店員がページがめくれた本を一番後ろに並び替える可能性が無くはないです。(大きい本屋さんの定員さんはそこまで気を使う暇ないでしょうが・・・)とにかく、きれいな本を購入したいなら、真ん中から取る方が無難だと思います。

 

<まとめ>

 さぁ、お気に入りの参考書が見つかれば、家に帰っていよいよ勉強開始です。新しい本を買うとわくわくしますよね。次回は音楽理論の勉強方法について紹介したいと思います。